左ヒジ炎症の小笠原を巨人が「2位指名」のウルトラC情報

公開日: 更新日:

「小笠原のヒジはそこまで悪いの?」
「いやいや三味線ではないか」

 プロのスカウトの目下の話題は、ドラフト1位候補、東海大相模の152キロ左腕・小笠原慎之介(17)である。

 9月30日、神奈川の東海大相模が夏の甲子園に続き、国体も制して2冠を達成。ボールボーイだった選手が2回戦で先発するほど、投手のやりくりに苦労する中、エースの小笠原は左ヒジの炎症のため、今大会は一度も登板しなかった。

「決勝後に小笠原を直撃すると、『ヒジ? 甲子園の決勝が終わってから違和感があった。その後のU―18ではあまり投げなかった? 西谷監督には言ってないけど、大学生(日本代表)に投げた時の状態を見て察してくれたんだと思う』とのこと。ドラフト1位候補で将来がある身。代表戦も国体も無理をさせたくないという周囲の気遣いが働いたとみられます」(アマチュア担当記者)

 22日のドラフト会議まであと1カ月弱。ある球団のスカウトがこう言う。

「最後の大会をバリバリの1位候補が故障で投げない。これは指名の可能性がある球団にとってはスカウト泣かせ。故障の真偽と程度、将来の再発の可能性などを調べて球団に報告しないといけないからです。特に故障の真偽は重要。同じく1位候補の富士大の151キロ右腕・多和田が春の大学選手権の登板を回避してスカウトはずっこけた。直前のリーグ戦はちぎっては投げていたのに、突然肩が痛いって……。この秋も全く登板していない。西武志望って噂が根強く、仮に指名しても入団を拒否される恐れもある。こういう選手は指名しにくい。巨人も1位リストから外したはずです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性