右肘“ねずみ”除去手術成功でも消えない田中将の故障不安

公開日: 更新日:

 日本人エース右腕の右肘にメスが入った。

 ヤンキースは20日、田中将大(26)がニューヨーク市内の病院で右肘の骨棘を除去する手術を受けたと発表。メッツのチームドクターで肘の権威の一人として知られるデービッド・アルトチェック医師が執刀し、関節鏡を使って患部の骨片を取り除いたという。

 この手術は日本でも受ける投手は珍しくない、通称「ねずみ」と呼ばれるもの。田中は今後リハビリを行い、約6週間後の12月上旬には投球練習を再開できる見込み。

 今季の田中は開幕投手を任され、エースとしての働きを期待されながら、4月に右手首と右前腕部の炎症のため早々と故障者リスト入り。昨季、靱帯を部分断裂した右肘の負担を減らすため、主に中5日と余裕を持って登板し、24試合で12勝7敗、防御率3.51。6日のアストロズとのワイルドカードゲームに先発、5回を投げ2本塁打含む4安打2失点で敗戦投手となり、チームの地区シリーズ進出はならなかった。

 球団によれば「ねずみ」は楽天時代からあったそうで、来季の開幕は万全の状態で迎えられそうだが、右肘には不安がつきまとう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議