高橋純と小笠原で好対照…ドラ1位新人2人に早くも課題

公開日: 更新日:

「一軍で投げるには時間がかかるよ」

 ソフトバンクのチーム関係者がこう言うのは、ドラフト1位の高橋純平(県岐阜商)に関してだ。

 昨春のセンバツでベスト8入りし、高校ナンバーワン右腕と称された高橋だが、9日の新人合同自主トレ初日、200メートルダッシュの際に左すねに張りを訴えていきなりリタイア。昨年、左太もも裏の肉離れを起こした影響で、左足の筋力が弱っていることもあり、ダッシュなど、下半身に負担がかかる練習については当面行わない方針だ。

 本人によれば、肉離れしてから左足をかばう動作が染み付いていたという。故障後、初の実戦登板となった「U-18」でも、踏み出す左足に体重が乗らず、不安視するスカウトがいた。チームは長期的なスパンでこの高橋を育成するつもりでいるが、在京球団のスカウトが言う。

「高校時代から体力、持久力に不安があった。全国に名前を売った3年春のセンバツも、2試合完投したあとの準々決勝は明らかにバテていたからね。高橋が2年秋に就任した小川監督も、金の卵を追い込んでいきなり壊してしまったら大変なことになるから無理をさせられなかったと思う。他の強豪校の選手の方がよほど鍛えられているよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因