V3目指す工藤ソフトB キャンプ“ほぼ満点”のどっちらけ

公開日: 更新日:

 日本一3連覇を目指すソフトバンクが29日、宮崎キャンプを打ち上げた。就任2年目の工藤公康監督(52)は「想像以上。デキとしては95点をあげてもいい」と満足そう。キャンプの投打のMVPに和田毅(35)と松田宣浩(32)の名前を挙げた。

 5年ぶりに古巣に復帰した左腕の和田は実戦2試合に登板して計5回を無失点。松田はムードメーカーとしてチームを盛り上げた。

 昨季までの主砲、李大浩(イ・デホ)が米球界へ移籍。打線の中核を失っても、どうってことはない。昨季二軍で本塁打王、打点王の2冠を獲得したカニザレス(36)が実戦で本塁打を放つなど、助っ人勢も層が厚いからだ。

 右肩手術からの復活を目指す松坂は「投げる、走るは十分できた」と宮崎に残留し、3日の練習試合に登板予定。ただ、現有戦力に死角はないだけに、復活してもしなくても大した問題ではない。

「ここでの準備はほぼできた。V3を達成できるのは、自分たちしかいない」と自信満々の指揮官。他の追随を許さない分厚い選手層を誇るチームが、満点に近いキャンプを送ったとすれば、今年も福岡のファン以外は面白くないシーズンになりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  5. 10

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です