海外勢ツアー席巻 日本女子は5月以降「出る幕なし」の根拠

公開日: 更新日:

 テレサ・ルー(28)の史上初の開幕戦連覇で幕を開けた国内女子ツアー。今季は、日本人プロがいかに雪辱を果たすかに注目が集まる。

 というのも、昨季は外国人プロの強さばかりが目立った。37戦中22試合で優勝。後半戦に限っていえば、20試合中14試合と圧勝だった。しかも、国内メジャー4戦の覇者はすべて外国人。真の実力が試される他の4日間大会も日本人プロは5戦中、2試合しか勝てなかった。

 いかにだらしなかったかがよくわかるが、日本人プロが6連勝を飾っている珍しい時期があった。開幕3戦目(3月中旬)から8戦目(4月下旬)にかけてである。

「国内女子ツアーは11月いっぱいまでの長丁場です。今季は1試合増えたため、休みも7月の第1週しかない。外国人プロは1年間を通じた戦いを見据えているため、春先はまだ本調子ではありません。徐々に調子を上げていって、高額賞金の大会や国内メジャーに合わせてスケジュールを組んでいきます。賞金ランク上位のイ・ボミ(27)やテレサ・ルー、申ジエ(27)、アン・ソンジュ(28)は昨季、それぞれ春先に1~2試合欠場して調整していました。プロ未勝利の菊地絵理香(27)や藤田光里(21)が4月に初優勝できたのも、そんな事情があったからです」(ツアー記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗