声出しと賭博は別物も…他球団「巨人の飛び火」に恨み節

公開日: 更新日:

 巨人が18日、粛々と練習を行った。高橋監督はオープン戦の残り3試合を「本当は(メンバーを)決めて戦いたいなというのはあるけど。三塁?その辺が悩みどころ。どうしようかなと思っている」と開幕を1週間後に控えても、ベテラン・村田か2年目・岡本か、開幕スタメンを決めかねていると明かした。

 新監督にとって野球どころではない雰囲気なのも、決められない一因かもしれない。巨人から始まった「円陣声出し金銭授受」問題で、現在7球団が“自白”するなど球界は騒然。そのうちの1球団、楽天が18日、東京ドームで練習を行った。巨人の練習後だったため、一塁ベンチから巨人の練習を見守った楽天の某選手がこうつぶやいた。

「東京ドームがやけに明るくなりましたね。照明がLEDになった? へーえ、そうなんですか。でも、巨人の雰囲気は何か暗いですね。まあ、巨人のおかげで大騒ぎだから、明るい方がおかしいですけど。ウチは円陣の声出しとかノックの金のやりとりが明るみになったけど、巨人の選手がやっていた野球賭博と同レベルの話で語られているじゃないですか。野球協約に違反する野球賭博とノックの罰金は完全に別の話でしょう。巨人の選手はしばらくガッツポーズなんてできないんじゃないですか。開幕に水を差されましたからね。ホントいい迷惑。11球団がそう思ってますよ」

 前日のセ・リーグに続き、この日はパ・リーグの臨時理事会が開かれた。一連の騒動の影響で、巨人はファンだけでなく、他球団からも冷たい視線で見られている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  1. 6

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 9

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪