コーチ配転で連敗脱出も オリ低迷で問われる“責任の所在”

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 次は監督の休養か。チーム周辺では、そんな声も出ている。

 最下位に沈むオリックスが13日、一軍投手コーチの配置転換を発表。ベンチ担当だった酒井コーチとブルペン担当だった小林コーチを入れ替えた。オリックスのチーム防御率は12球団で唯一の6点台となる、ワーストの6.25。先発もリリーフも総崩れという状態に球団フロントが業を煮やした格好だが、このチームの問題はなにも投手陣だけではない。

 開幕13試合を終えて本塁打ゼロと2リーグ制後のプロ野球ワースト記録を更新した打線も、両リーグ最下位のチーム打率.217。1試合平均2.6点を取るのがやっとという現状には、選手だけでなくベンチの無策にも厳しい目が向けられているのは事実だ。

 昨年5月に成績不振を理由に森脇監督が休養したオリックスは、12年の岡田監督、08年のコリンズ監督と、ここ8年で3人もの途中休養監督を出している。簡単に指揮官のクビをすげ替える球団だけに、昨年の代行から昇格した福良新監督も「いつまで指揮を執っていられることやら」(在阪マスコミ関係者)と言われているのだ。

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