西武の“カモ”は今季も健在 本拠地でオリに余裕の逆転勝ち

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 このままでは、終わらない。選手はもちろん、両軍のファンもそう思ったのではないか。

 西武がサヨナラ勝ちした25日のオリックスとの開幕戦。中盤までは完全にオリックスに主導権を握られた。七回表を終えた時点で西武の0-3。オリックスのエース金子にわずか1安打に封じられていた西武打線には、チャンスをつくる雰囲気すら感じられなかったのだが、ナインの表情にはどこか余裕があった。

 なにしろ、この両球団の昨年の対戦成績は西武の15勝10敗。特に西武プリンス球場では11勝2敗と圧倒的だったから、プレッシャーを感じていたのは3点リードのオリックスの方だったろう。

 案の定、沈黙してた西武打線が七回裏に金子をつかまえ、3点を奪って試合を振り出しに。九回表に1点を勝ち越されても動じず、その裏、オリックス新守護神のコーディエを攻め立て、1死二塁から2番・栗山の右中間三塁打で同点、続くメヒアの中前打でナインの歓喜の輪が広がった。

 西武のカモは今年も健在である。

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