オリ安達「潰瘍性大腸炎」で入院 プロ野球生活への影響は

公開日: 更新日:

 プレーに影響はあるのか――。オリックスの正遊撃手・安達了一(28)が潰瘍性大腸炎で入院したことについてだ。

 この病気は、安倍首相が患っていることで知られる。厚生労働省から特定疾患に指定されている難病で、原因は不明という。世田谷井上病院の井上毅一理事長が解説する。

「主として大腸の粘膜に潰瘍のようなものができる病気です。ひどくなると血便、発熱が続き、下血が多いと手術するケースもある。大腸に限らず、足の関節が炎症を起こして痛んだり、目の虹彩が炎症を起こしたりもします。『寛解』といって一時的によくなっても、再発することも多々あり、がん化する危険もある。最近は増加傾向にあり、30歳以下の若い人が発症することが多いですね」

 国内では10万人を超える患者がいるが、現状では完治することはないといわれている。安達は、プロ野球選手を続けていくことができるのか。前出の井上院長が言う。

「スポーツ選手にとって大変なのは、薬による治療と食事療法が必要だということ。常に消化の良いものを食べることは前提ですが、どの食べ物を食べたら悪くなるか、ということが現時点でハッキリわかっていません。刺激の強いアルコールは避けないといけないし、食べて飲んで、体力をつけるというのは難しくなってくる。また、プロ野球はシーズンの約半分が遠征です。チームに内科や外科の医師が帯同しているわけではなく、その都度、自分自身で食事の管理や病状のチェックをするのは大変なこと。病気の大敵になるストレスを感じることが多い商売というのも気になるところです。ただ、望みがないわけではない。副作用に注意する必要はありますが、今はアサコール、ペンタサなどの『5-ASA』製剤、副腎皮質ホルモンなどの投薬治療で症状が良くなっている患者さんも珍しくありません」

 入院療養中の安達は球団を通じて、「早く戻れるようにしたい」とコメントしている。これからが戦いだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  4. 4

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  5. 5

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  1. 6

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  2. 7

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  3. 8

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  4. 9

    高市政権はいつまで続くか 歴史の岐路となる2026年を大予測(1)

  5. 10

    ダイナミックな年に