体操日本メダルに暗雲 リオ会場「採点システム」に不具合

公開日: 更新日:

 開幕まで4カ月を切ったリオ五輪の開催を危ぶむ声が上がっている。

 夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)は19日、スイス・ローザンヌで総会を開き、今年8月開幕のリオ五輪の準備状況について協議。総会では各競技団体から大会組織委による準備の遅れなどを批判する意見が続出したという。

 会見したフランチェスコ・リッチビッティ会長は「テストイベントでは競技の進行の妨げになった事例もあり、本番に向けて多くの不安材料がある」との見解を明らかにした。

 五輪開幕前には、本大会に向けた「プレ五輪」を実施する。競技会場の設営状況などを確認するためだが、今大会で最も不備が目立ったのは体操だ。

 会場である「アレーナ・オリンピカ・ド・リオ」で行われているテストイベントでは、電力不足の影響から採点システムに不具合が生じるなどの試合進行に支障が出ている。これには国際体操連盟(FIG)のスポークスマンが「会場の準備が遅れているため、大会運営を疑問視せざるを得ない」と組織委を痛烈に批判している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?