エース萩野を“クン” 15歳池江は競泳代表最年少でも超大物

公開日: 更新日:

 リオ五輪での飛躍が期待される女子高生スイマーが大物ぶりを発揮している。

 先の日本選手権で100メートルバタフライ、リレー3種目と計4種目で代表入りを決めた池江璃花子(15=淑徳巣鴨高校)。14日は都内でリレーメンバーらと取材に応じたが、集合時間を勘違いしたうえに、着用を義務付けられた日本代表のジャージーを宿舎の部屋に忘れて、予定の時間から1時間以上も遅れて姿を見せた。

 リレーメンバーによる撮影では年上の選手に対してポーズを指示。4人のポーズが揃っていないと先輩の選手であっても遠慮なくダメ出しするなど、最年少ながら(800メートルリレー)チームを仕切るリーダーシップも発揮した。

 初出場した昨年7月の世界選手権とほぼ同じメンバーだけに、すでに代表チームにも溶け込んでいる様子。男子のエースで金メダル候補の萩野公介(21)をクン付けで呼ぶなど、池江の物おじしない性格には平井伯昌監督ら代表首脳陣も目を丸くしている。

 大事な大会前には欠かさず行っているイメージトレーニングでは、レース後のインタビューまで想定しているというだけに、マスコミ対応も堂々としたもの。大勢の記者に囲まれたこの日も、全く臆することなく「取材で緊張することはありません。普通に話せますよ」と豪語していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか