米ツアー4試合ぶり予選通過 岩田不調は“練習の虫”がアダ

公開日: 更新日:

 考えを改めるべきだ。米ツアー「バイロン・ネルソン選手権」2日目の岩田寛(35=写真)は、4試合ぶりに26位タイで予選を通過した。

 周囲が「練習の虫」と言う岩田は今季のベスト10入りはペブルビーチ・プロアマの4位だけ。ここ3試合は予選を通過できず「練習不足」と漏らしていた。が、実際にはトレーニングで腰を痛めた時以外、ほとんど練習を休んでいない。

 この1、2週間は珍しくクラブを握らない日があったそうだが、トレーナー資格を持つ、LPGAティーチングプロの戸軽明美プロは「体を休ませることも練習です」と言ってこう続ける。

「プロゴルファーは技術もさることながら、コンディション維持が重要です。睡眠食事、入浴など、生活のすべてがゴルフに直結しますから、休むことも練習と考えるべきです。試合や練習で疲労もたまります。しっかり体を休ませなければ筋肉も発達しません。プロの中には、練習を休むことで罪悪感を持つ人もいますが、頭も体もオンとオフの切り替えが大事。自分で判断ができなければトレーナーなどがブレーキをかけるべきです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし