米新鋭がロクテ破る 金銀狙う萩野&瀬戸に超強力ライバル

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 リオ五輪の競泳でメダル取りが有力視される日本男子の両エースに強力なライバルが現れた。

 26日(日本時間27日)に開幕した米国五輪代表選考会(ネブラスカ州オマハ)の男子400メートル個人メドレーで優勝したチェース・カリズ(22)である。

 決勝では同種目でロンドン五輪金メダルのライアン・ロクテに前半はリードされながら、後半の平泳ぎで逆転。最後の自由形で引き離して初の五輪代表権を勝ち取った。

 リオ五輪競泳初日の8月6日(現地時間)に、全種目で最初の決勝が行われる400メートル個人メドレーで金銀独占を狙う萩野公介(21)、瀬戸大也(22)の2人の前に、同じ94年生まれの米国の新鋭が立ちはだかりそうだ。

 カリズがこの日の決勝でマークした4分09秒54は今季のベストタイムでは萩野(4分08秒85)に次いで世界2位。3位の瀬戸(4分10秒53)を1秒近く上回った。

「日本の2人(萩野、瀬戸)は最近では間違いなく最強。リオ五輪で一緒に泳ぐのが楽しみ」と話すカリズはメリーランド州ボルティモア出身で、現在はジョージア大学でビジネスを専攻する。五輪で18個の金メダルを量産し、「水の怪物」と言われたあのマイケル・フェルプスと同郷だ。普段は同じクラブで汗を流し、「水の怪物」を育てた名将ボブ・ボウマンの指導を受ける。

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