競泳エース萩野公介 復活の裏に名指導者からの“独り立ち”

公開日: 更新日:

 男子競泳のかつてのエースが復活を果たした。

 4日のリオ五輪代表決定戦を兼ねた競泳日本選手権の男子400メートル個人メドレーで萩野公介(21)が4分8秒90で優勝。ライバル瀬戸大也(21)との一騎打ちを制し、派遣標準記録(4分12秒24)を突破して2大会連続の五輪出場が内定した。

 自身の日本記録を更新できなかった萩野は「もう少しタイムと結果が欲しかった。昨年、周囲に迷惑を掛けたので、今年は喜んでもらえるよう頑張る」とリオでのメダル取りを誓った。

 昨年6月のフランス合宿で右肘を骨折して世界選手権(ロシア・カザニ)の出場を辞退。満足に練習できず、一時は美術館巡りをするなど、競技から離れたこともあった。水に入れない間はバイクをこいで下半身強化に励むなど肉体改造に取り組み、心身ともにリフレッシュして昨年11月に実戦復帰した。

 一時はリオ出場が危ぶまれながら、9カ月で完全復活した裏には、競泳界で名指導者として知られる日本代表の平井伯昌ヘッドコーチとの確執があったという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも