制裁解除、譲歩に次ぐ譲歩…松山に媚びるJGTOの“ジリ貧”

公開日: 更新日:

 だから松山は「ボクだけの特例とは知らなかった。特例ではツアーメンバーに戻らない。他の選手も含めて海外に行きやすい規定に変わったときに、メンバーに戻るべきだと思う」と、JGTOのやり方にますます不信感を募らせ、再び態度を硬化させた。

 こんなゴタゴタ続きに慌てふためいた青木会長は2日後になって、「特例」を否定し、「(賞金王以外の)他のシード選手の出場義務試合数についても検討する」と釈明したが、何を言っても唇寒しだった。

「松山が望むのはシード選手の出場義務試合の撤廃で、若手プロが海外に出て行きやすい環境をつくってやりたいのです。それが特例というのでは、松山との関係を修復して日本ツアーに出て欲しいという態度がミエミエ。人気低下に歯止めをかけるために松山の存在は必要不可欠です。さらに免除理由として、五輪を持ち出したことにも疑問を持った。五輪は本来、日本ゴルフ協会の管轄ですからね。松山をコントロールしたいというJGTOの思惑が、ますます混乱を招いたということです」(ツアー記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    国内男子プロが女子人気に到底敵わない決定的要因…今年も国内「最高額と最少額」大会がやってきた

  2. 2

    日本旋風で狙い撃ち?本場米国で看過できない“厳しい洗礼”の実態「嫌がらせと感じることもあった」

  3. 3

    女子プロゴルファー 初Vから「ポンポン勝てる選手」と「それっきりの選手」の決定的な違いとは?

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  1. 6

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  2. 7

    全米女子プロは風の使い方が明暗を分けた 竹田麗央が3日目に大崩れした原因は…

  3. 8

    笹生優花&桑木志帆 アース・モンダミンカップは絶対に負けられない女子プロ2人のウラ事情

  4. 9

    なみきさん(1)タカラジェンヌ目指した「就活アイドル」が未経験のゴルフ番組MCに

  5. 10

    徳光正行さん(1)親父は口うるさくて、「やってられない!」と一度はゴルフをやめたんです

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒