清宮だけじゃない 逸材ゴロゴロの早実に厳格「学力基準」

公開日: 更新日:

 野球部で最大9人までのスポーツ推薦入試の条件は、「A=都道府県大会で8位以内に入賞した正選手。B=全国・関東大会等に出場した正選手。C=上記A・Bを超えるような活動実績」。もっとも、ただ野球がうまいだけというのはダメで、学力にも基準がある。「第3学年の全必修教科の評定(5段階評価)の合計が、94(平均3.5)以上で、かつ評定1を含まない者」と募集要項にある。

「中学の硬式野球の頂点を決めるジャイアンツカップなどの主要な全国大会を和泉監督自らが視察して選手を勧誘する。問題は学力。シニアやボーイズの監督らに『あの子は勉強の方はどうなの?』と聞いて回るそうです。成績がいい場合は、早実の推薦入試を受けるように勧める。そういう選手が結構います。評定は9教科で3点台後半からでしょうか。偏差値でいえば一昔前は60くらいの選手がいたけど、一般入試組のレベルが上がっている今は、それでも65くらいは必要かもしれません」(早実野球部OB)

 早実から早大へはほぼ100%進学できる。単なる野球バカは無理でも「早稲田ブランド」をフル活用し、全国レベルの選手を入学させているようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動