3敗目喫したダルに「ポストシーズン登板回避」の可能性

公開日: 更新日:

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が2日のオリオールズ戦に登板。6回3分の1を3本塁打含む6安打3失点で3敗目(2勝)を喫した。

 打たれた一発はいずれも甘く入った変化球を捉えられたもの。変化球の制球が安定しなかったとはいえ、直球は150キロ台後半をマーク。手術した右肘や復帰後に痛めた右肩に異常はなさそうだが油断は禁物だ。トミー・ジョン手術の後遺症を患う可能性は否定できないからだ。

 ダル同様、13年10月に右肘にメスを入れたメッツのエース右腕マット・ハービー(27)は昨年4月、1年7カ月ぶりに復帰。29試合で13勝(8敗)をマークし、9年ぶりの地区優勝に貢献。ポストシーズン4試合で2勝を挙げてチームをリーグ優勝に導いた。オフにはカムバック賞を受賞したとはいえ、今季は開幕から4勝10敗と絶不調。7月6日には「右肩の違和感」で故障者リスト(DL)に入った。

 その後の検査で胸郭出口症候群(血行障害)と診断され、先月中旬に手術を受けて再び今季中の復帰は絶望視されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘