ダルも要注意…遺恨渦巻く地区S両軍に早くも不穏な空気

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 ア・リーグの地区シリーズは血で血を洗う展開になるかもしれない。

 4日(日本時間5日)のワイルドカードゲームはブルージェイズが延長十一回、オリオールズにサヨナラ勝ち。6日(同7日)からの地区シリーズではダルビッシュ(30)のレンジャーズと対戦する。

 レンジャーズとブルージェイズの間には遺恨が渦巻いている。昨年の地区シリーズ、ブルージェイズがリーグ優勝決定戦進出を決めた第5戦のことだ。主砲・バティスタが試合を決める一発を放った際、バットを放り投げたことにレンジャーズナインが「挑発だ!」と激高。これが伏線となり、今年5月の直接対決ではバティスタへの死球がきっかけとなって大乱闘に発展している。死球で出塁したバティスタが、併殺阻止を狙って二塁ベース上のオドア目掛けて危険なスライディングを試み、両軍選手の殴り合いに発展。暴言を吐いたブルージェイズ・ギボンズ監督も含め両軍合わせて8人が退場処分を食らった。

 今回の地区シリーズも開幕前から不穏な空気が漂っている。両軍の地元放送局がバティスタのバット放り投げや乱闘シーンを繰り返し流すなど、遺恨ムードをあおっているのだ。

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