錦織が復帰戦8強 ベテラン相手に粘りのストレート勝ち

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 男子テニスのスイス室内(バーゼル)は26日(日本時間27日未明)、男子シングルス2回戦を行い、世界ランキング5位で第3シードの錦織圭(26)が同38位のパオロ・ロレンツィ(34=イタリア)を7-6、6-2で下して準々決勝進出を決めた。

 故障(臀部痛)明けの錦織は34歳のベテランらしからぬ豊富な運動量に苦戦。第1セットは3度のブレークポイントを逃すなど、自身のミスから試合の主導権を握れない。タイブレークの末、第1セットを辛うじてものにした。

 第2セットになって、ようやくペースを掴む。第3ゲームで30-40のブレークポイントを得ると、あっさりと決めて、この試合で初めてブレークに成功。第7ゲームでは、観衆を魅了する股抜きを決めると、ネットプレーでポイントを奪うなど、相手を揺さぶりブレーク。第8ゲームではサービスエースを決めるなど、相手を寄せ付けずにキープし、8強入りを決めた。

 準々決勝ではダビド・ゴフィン(ベルギー)、フアンマルテン・デルポトロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。

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