Rソックスと再契約消滅 上原浩治“42歳最年長救援”の価値

公開日: 更新日:

 今オフ、レッドソックスからFAになった上原浩治(41)の再契約が見送られた。

 Rソックスは6日、救援右腕ソーンバーグ(28=前ブルワーズ)の獲得を発表。ドンブロウスキー編成本部長は「(上原には)少し前にオファーを出したが、もう少し時間が欲しいと言われた」と明かし、ベテラン右腕と再契約しない方針を示した。

 上原は今季50試合で2勝3敗7セーブ、防御率3.45。7月に右胸筋痛で故障者リスト(DL)に入ったが、9月に復帰してからは11戦連続無失点。抜群の安定感で、チームの地区優勝に貢献した。

 上原は来年の4月3日で42歳。すでにイチローのいるマーリンズが関心を寄せていると報じられたが、救援投手で現役最年長のベテラン右腕は今オフ、いくらで契約できるのか。

「制球が良く大崩れしないため、計算できる上原は需要があります。故障さえなければ、セットアッパーはもちろんクローザーも務まるだけに、補強リストに加えるチームは少なくないはずです。来季で42歳と年齢的な不安と故障リスクはありますが、投球回数などに応じた出来高も含めて1年550万ドル(約6億3000万円)で契約する球団はあるはずです」(スポーツライター・友成那智氏)

 42歳でも好条件を手にする可能性は高いというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」