巨人が血眼になるほど加速 清宮の“大学経由メジャー挑戦”

公開日: 更新日:

「参っちゃうよ」

 新年早々、在阪球団の某スカウトが苦虫を噛み潰している。巨人が1月1日付で発表したスカウト人事に触れ、

「岡崎元ヘッドコーチがスカウト部長に就き、福王二軍内野守備走塁コーチが新設された東日本統括スカウトに就任して、担当の吉武スカウトと3人体制で早実の清宮をマークするというんだろ。岡崎部長はさっそくラブコールを送っているが、巨人が熱意を示せば示すほど、清宮の進路がプロ入りではなく、早大進学に傾くんじゃないか、とヒヤヒヤもんだよ」

 というのである。

 現時点で高校通算78本塁打を放ち、「怪物」と称される早実の清宮幸太郎(2年)に関してはすでに、阪神とDeNAが今秋ドラフトの1位候補最上位にリストアップ。日本ハムは現場トップの栗山監督が、「(球団から)要請されたら引く」と重複指名の際のクジ引きにまで言及している。5日の早実の練習初日にはソフトバンク西武オリックス、DeNA、ヤクルト中日の6球団が挨拶に訪問。

 早くもヒートアップする「清宮ドラフト」に乗り遅れまいと、巨人は大幅に人員を刷新する異例のスカウト人事を断行したのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続