スカウト体制刷新の巨人 早実清宮“直プロ”が最初の照準

公開日: 更新日:

 巨人が本気だ。

 年明けからスカウト体制を一新することが決まっているが、その筆頭になるのが岡崎郁新スカウト部長(55)である。一軍ヘッドコーチ、二軍監督などを歴任した人物ながら、これまでスカウトの経験はない。そんな門外漢の岡崎氏をスカウト部門トップに抜擢したのには理由がある。

 巨人の来秋のドラフト1位最有力候補は、早実・清宮幸太郎(2年)。岡崎新部長が早くも「誰が見てもトップクラス」とベタ褒めする高校通算78本塁打のスラッガーだ。ただ、某球団のスカウトは「現時点では早大進学の確率の方が高いとみています」と言う。メジャーを含めたプロ球団は、まずこれを「直接プロ入り」へ翻意させる必要がある。そこで巨人なのだ。前出のスカウトが続ける。

「巨人はやる気満々みたい。ただでさえ候補選手の試合にスカウトが大挙押し寄せる球団なのに、年明けから清宮担当が3人にも4人にもなるんでしょう?新しいスカウト部長の岡崎さんも早実を最優先に見ると聞いています。清宮本人と接触はできなくても、監督や周辺の関係者に『すぐにプロで勝負できる』と働きかけることはできますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 4

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  5. 5

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    巨人入り乙坂智に横浜高時代の“とんでも伝説”…「何様のつもりだ!」元部長がブチ切れたことも

  3. 8

    藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算

  4. 9

    佐々木朗希「8月下旬ローテ復帰」構想がドジャースの新たな火種…先発投手1人が弾き出されることに

  5. 10

    阿部巨人が“3Aクビ”元DeNA乙坂智を入団テストの大迷走…「いま必要?」SNSで飛び交うシラけた声

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界