驚異の回復力 手術明けG内海“繰り上げ開幕投手”への野望

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 巨人の元エースの評判がいい。内海哲也(34)が15日、シート打撃に登板。今年初の実戦形式のマウンドだったが、長野、坂本、阿部ら打者10人を相手に1安打に抑えた。

 昨年12月26日に胸腔鏡による「縦隔腫瘍」の摘出手術を受けた。「後がない」と危機感を持っていた内海は何と、手術当日から体を動かし始めたという。本人は「執念です」と言い、医師も「前例がない」と驚く回復力で、わずか1カ月半で実戦形式の登板にこぎつけた。

 一軍スタートだったキャンプも、ここまでは順調。医師同様に他球団も驚かせているほどだ。ある球団のスコアラーは「手術したっていうから、一軍スタートで大丈夫なのかと思っていたけど、昨年と変わらないどころか、良くなっているのではないか。間違いなく開幕ローテには入るでしょう。先発では昨年10勝の田口があまり状態が上がっていないため、現状で内海は3番手とみています。2番手のマイコラスは、開幕前に(夫人の出産に立ち会うため)帰国するんでしょう? だったら内海は2番手に繰り上がる。菅野がもしWBCでヘバって帰ってきたら、1番手ですよ」と言った。

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