驚異の回復力 手術明けG内海“繰り上げ開幕投手”への野望

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■シビアな現実に直面

 14年から2年間で9勝に終わっていたが、昨年は9勝。内海に近しいチーム関係者がこう言う。

「本人は復活への手応えをつかんでキャンプに臨んでいます。ただ、WBCがあることで、巨人投手陣の注目度は、エースの菅野に譲っている。というより、注目されないことが内海のモチベーションになっている。山口鉄、大竹寛といった主力級と1月に行った沖縄自主トレへ旅立つ羽田空港の取材に、報道陣がほとんど来なかったことがショックだった。3人は現在の立ち位置を羽田空港で再確認したようです」

 高橋監督は「若手が物足りない」と話している。この日、同じベテランの大竹寛(33)もシート打撃で好投を見せた。大竹寛と同じく二軍スタートから合流した杉内俊哉(36)、阿部慎之助(37)、村田修一(36)といった、一度は「終わった」と揶揄されたベテラン勢が順調なのは確かだ。

 “おじさん”が元気なのか、若い連中がだらしないのか――。エースの菅野次第とはいえ、開幕投手の可能性が浮上したのが、田口らの若手ではなく、自身4度目になる元エースというのは、高橋監督にとっては悩ましいところである。

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