強すぎる高梨沙羅に“欧州偏重”国際スキー連盟の本音は?

公開日: 更新日:

 苦々しく思っている連中も少なくないという。

 前日2位となり、2季連続4度目のW杯個人総合優勝を決めていた高梨沙羅(20)が、16日の個人第18戦(平昌)で99.5メートル、97メートルを飛び、合計215.1点で逆転優勝。今季9勝目を挙げて、男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(27=オーストリア)が持つ通算53勝に並んだ。前日優勝の伊藤有希(22)は2位だった。

 こうなると、女王・高梨がW杯の歴代最多記録を更新するのは時間の問題だが、それにしても、たった6シーズン、出場89戦目で53勝到達は驚異的なペース。「サラのおかげでジャパンの国歌メロディーは完全に覚えた」という選手もいる。

 競技を広めたい国際スキー連盟(FIS)からすれば、高梨の偉業は面白くない。

 女子ジャンプのW杯が始まったのは2011─2012シーズンから。高梨はこれまで6シーズンで4度も個人総合で優勝している。トップを逃したシーズンでも2位か3位。53勝しているW杯の表彰台には78度も上がっているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪