キャンプでもなぜかイライラ 巨人・田口に“4年目の憂鬱”

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 巨人田口麗斗(21)が17日、休日返上で練習を行った。18日の韓国・サムスンとの練習試合で登板予定のため、1時間ほどキャッチボールなどで汗を流した。

 昨季はローテーションを守り、巨人の高卒3年目以内では桑田以来となる28年ぶりの2ケタ勝利(10勝10敗)をマークした。防御率はリーグ4位の2.72。エースの菅野、マイコラスと先発3本柱といわれるまでに成長した。オフには高校の後輩でもある美人チアリーダーと結婚。若手投手では有望株ナンバーワンに位置付けられ、ウハウハでキャンプに臨んでいると思いきや、実際はそんなこともないようだ。

 12日の宮崎での紅白戦に先発したが、2回を7安打2失点の大乱調。ある選手は「ベンチで『スピードが上がってこねえ!』とイラ立ってましたね。もともと、直球は140キロ弱でもキレで勝負するタイプ。そのキレもまだまだですから」と指摘している。チーム関係者がこう言う。

「飛躍の高卒3年目を経て今季4年目。先発ローテや結婚など、一気に守るべきものが増えたことで重圧を感じているのかもしれない。本来は明るい男なのに、イライラしていることがある。あとはマスコミです。巨人の先発ローテ投手なら、球場では常に誰かに見られ、追い掛け回されるでしょう。これがどうも慣れないみたいなんです」

 イライラ解消法は、実戦で相手を抑えるか、マスコミに放っておかれたいなら二軍へ行くか――。この2つはもちろん、両立しない。

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