東京五輪へ一直線 大津エマは米名門クラブ出身の“逆輸入”
女子体操に期待の若手が現れた。
16日、日本代表候補選手を集めたナショナル強化合宿が都内で始まり、初日は昨夏リオ五輪代表の杉原愛子(17)ら6人の選手が参加。日本体操協会が今季から招聘した2人の外国人コーチの指導の下、約2時間の練習をこなした。
この合宿には東京五輪での代表入りが有力視されるジュニア選手が多数、招集された。中でも表彰台を期待されるのが大津エマ(14)だ。
米国マサチューセッツ州出身の大津は日本人の父と米国人の母を両親に持つ。幼少の頃に体操を始め、ロンドン、リオと2大会連続金の団体メンバーであるアリー・レイズマン(22)を輩出した名門クラブで指導を受けた。レイズマンの練習に取り組む姿勢を見て大津も五輪を意識するようになったという。
今年1月に日本体操協会が行った強化選手のオーディションに自ら応募して合格を勝ち取った。現在は日米の二重国籍を有するが「東京五輪は日本代表として出場したい。国籍も日本を選択するつもりです」と話す。