早実は延長戦制し明徳義塾破る 注目の清宮は4打数1安打

公開日: 更新日:

 明徳義塾(高知)の馬淵監督といえば、92年の夏、星稜の松井秀喜を5打席連続敬遠して白星をつかんだ人。勝つためには手段を問わないというか、勝利への執念は凄まじかった。

 その後、全国制覇も経験、学校内での地位も立場も上がったという。5打席連続敬遠から25年が経ち、勝利への執念や考え方、スタンスは変わったのかどうか。

 さて、24日のセンバツ高校野球5日目第2試合、早実(東京)対明徳義塾戦。2年前の夏から甲子園を賑わせている高校通算79本塁打の清宮幸太郎が、馬淵監督率いる明徳の投手をどう攻略するかが見どころだった。

 馬淵監督は日刊ゲンダイのインタビューで清宮に関し、「誰でも彼でも松井くんと一緒にするな、ということ」とコメント。敬遠はやりづらくないかという質問には、「勝負だから全然ない」と答えている。松井とは格が違うものの、状況次第で敬遠もいとわないということか。

 清宮はそんな馬淵監督がマウンドに送り出した左腕・北本を、いきなりとらえた。


「3番・一塁」で出場した第1打席は一回1死一塁の場面。初球、126キロの直球を打って痛烈な中前安打。一、三塁と好機を広げたが、4番・野村が併殺打に倒れ、無得点に終わった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ