開幕投手に使命感 ダルの220イニング目標にフォークの壁

公開日: 更新日:

「それだけ信頼してもらえて、すごく光栄」――。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が初の開幕投手(4月3日、インディアンス戦)にやる気満々である。

 2015年にメスを入れた右肘はキャンプ、オープン戦を通じて良好で、ブロケイル投手コーチから220イニング登板をノルマに課されている。毎年、220回をクリアするのは、メジャーを代表する投手ばかり。今季のダルは投手コーチからサイ・ヤング賞級の働きを期待されるが、先行きは不透明だ。

 今季、解禁したダルのフォークに関して、現役時代にダルと同じトミー・ジョン(腱の修復)手術を2度も行ったブロケイル投手コーチはこう話している。

「完全なフォークなら前腕部に負担がかかるので投げさせないが、ユウ(ダル)のはスプリット。前腕部を痛めないのでOKだ」

 もっとも、ダルが実際に投げているのはフォークそのものだ。本人によれば「握りは完全なフォーク。(球が)速くて落ちるため、スプリットのように見えるのでは」と明かしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動