ビビったベイ打線…阪神・藤浪の初勝利は“危険な男”効果

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 明らかに相手打者はビビっていた。

 4日のヤクルト戦で畠山にあわや顔面死球という危険な投球で大乱闘を招いた藤浪。13日のDeNA戦は8回を投げて四球は1。6安打1失点で今季初勝利を挙げた。

「とりあえずスタートを切れてよかったと思ってます。前回は良くなかったので、しっかり修正してそれを出すだけだとシンプルに考えた」という藤浪は、15年(82個)、16年(70個)の与四球はリーグワースト。14、15年の11与死球も同最多で昨年の8個もワースト2位タイ。コントロールの悪さが定評の右腕が、今季初登板で9四死球。しかも、いきなり畠山の顔面近くを襲う「危険球」を投げたから、その「効果」は大きかった。

 当然、DeNAの各打者は、藤浪の死球による乱闘劇をスポーツニュースや新聞で見ただろう。この日は内角球に腰が引けている者が多く、五回まで無得点に抑えられた。

 2年ぶりの2ケタ勝利を目指す藤浪の球速は150キロを超える。3試合に1回ぐらい死球を与えれば「イメージ効果」は持続するのではないか。

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