チヤホヤ過保護のツケが…阪神藤浪は年俸ダウン必至

公開日: 更新日:

 阪神の藤浪(22)はプロ4年目の今季、広島戦で161球の懲罰投球を課せられるなど、7勝11敗と不調に終わった。年俸1.7億円からのダウンは避けられないだろう。

「そもそも去年が上がり過ぎ」と見るムキもある。新人年から3年連続2ケタ勝利(計35勝)となる14勝を挙げ、年俸8500万円からの倍増でサインしたわけだが、1.7億円といえば入団4年目の選手としては球団史上最高額。大谷(日本ハム=2億円)、ダルビッシュ(日本ハム=2億円)、摂津(ソフトバンク=1.9億円)、田中(楽天=1.8億円)に次ぐ歴代5位タイ(同額でマイケル中村=日本ハム)の給料である。入団3年で45勝の松坂(西武=1.4億円)、35勝を挙げた菅野(巨人=1.3億円)よりも高く、野手を含めればあの松井(巨人=1.6億円)、イチローオリックス=同)さえも上回るのだ。

 大阪桐蔭時代に春夏連覇を達成した甲子園のスターであり、人気、注目度が高い選手であるとはいえ、大谷、ダルビッシュらは、4年目の時点でチームの軸として働き、実力も日本球界のトップクラスだった。片や藤浪は阪神のエース候補止まり。いい投球をしたかと思ったら、次の試合で制球を乱して打ち込まれるなど、安定感に欠ける。同期の大谷に水をあけられる一方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  3. 3

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  2. 7

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  3. 8

    桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(38)同年代のライバル「篠山紀信と荒木経惟、どっちも俺は認めている」