開幕18試合で四死球155 「悲しくなる」と評論家バッサリ

公開日: 更新日:

「草野球以下だね。カネを出してもらって見せる試合じゃないですよ」

 プロ野球の開幕3連戦の結果を見て、のっけからこう呆れるのは巨人中日などで投手コーチを歴任した評論家の高橋善正氏である。2戦目の広島阪神戦では、両軍合わせて27四球というまさに草野球以下の乱戦が演じられたが、こういうのである。

「その日は中日が9与四球、オリックスも8与四球を記録した。6試合で計72四球というのですから、OBとして怒るのを通り越して悲しくなりますね。これが、夏場を過ぎて疲労がたまる時期というなら、まだ言い訳もできる。自主トレからコンディションを合わせてきたはずの開幕カードでストライクすら投げられないなんて話になりません。1カ月のキャンプはなんだったんだ、と言いたくなります」

 いや、2戦目だけではない。開幕3連戦の計18試合で記録された四球数は実に155に達し、エラーも3日間で31にのぼった。球春到来を待ちに待ち、高い入場料を払って球場に駆け付けたファンの前で、とうてい出費に見合わないヘボ合戦が各地で繰り広げられたわけである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?