ハム大谷は打者で2年無死球 評論家が明かす投手心理とは

公開日: 更新日:

 プロ野球で使用する公認球は、ある意味、凶器だ。

 巨人ヤンキースで活躍した松井秀喜は現役時代、「(投手に)狙われたら避けられない」と言った。投手は内角の際どいコースに投げ、打者に恐怖心を植え付ける。踏み込んで打たせない、思い切ったスイングをさせないためだ。強打者であればあるほど体スレスレを狙われ、ぶつけられるケースも多い。

 10日現在、パの打撃ベスト10に入っている選手のうち、死球を食らっていないのは打率3位(.328)で、本塁打ゼロの西野(オリックス)ひとりだ。

 そんな中、打撃好調の今年はもちろん、過去2年間、死球がひとつもないのが日本ハム大谷翔平(21)。死球はルーキーだった13年の1個だけだ。

 10日のオリックス戦の二回、バックスクリーン右に先制の6号ソロ本塁打。4、5日のソフトバンク戦に続く3試合連続の一発で、本塁打数ではメヒア(14)、レアード(10)に次ぐリーグ3位につけた。昨年までと比べれば内角の際どいコースを攻められるようになったとはいえ、「狙われたら避けられない」ような球が一つもないのはなぜか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差