ダル息切れ…6回2被弾3失点でメジャー通算50勝目ならず

公開日: 更新日:

 今季好調だった日本人エース右腕が息切れである。レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が10日(日本時間11日)のパドレス戦に登板し、6回を2本塁打含む7安打3失点。先発投手として最低限の役割はこなしたが、メジャー通算50勝目と今季4勝目(2敗)はならなかった。

 立ち上がりは球が高めに浮き、一回は3番の好打者マイヤーズに甘く入った直球を左翼スタンドに運ばれ先制を許す。同点に追い付いた直後の二回もピリッとしない。6番アイバーに高めの直球を捉えられてソロ本塁打を浴びるなど、2点を追加された。

 今季は要所で踏みとどまり、最少失点で切り抜けてきたダル。四回には2死二塁から内野安打を許した。得点圏に走者を背負った場面で安打されるのは今季初めてのこと。結局、無失点で切り抜けたとはいえ、正捕手ルクロイとの呼吸が合わない場面もあるなど、勝負どころでの精彩を欠いた。

 ダルは、リリーフ陣の台所事情が苦しいことから、この試合の前まで3戦連続で110球以上を投げていた。エースとして救援陣の負担を減らすべく、100球に達しても首脳陣に続投を志願してきたのだ。

 開幕から1カ月以上、献身的な働きを見せてきたダルも、小休止といったところか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"