パに精通のペーニャ獲得も…ロッテは貧打解決へ問題山積

公開日: 更新日:

 使い物になっても問題は解決しない。

 6日、ロッテが元楽天のウィリー・モー・ペーニャ(35)の獲得を発表した。早ければ来週中にもチームに合流するという。5月、松本編成部長がチームの低迷を受けて緊急渡米。米国各地で10人以上の選手を視察し、タンパの球場でテストを行い獲得を決めた。

 林信平球団本部長は「長距離を打てて、ホームランが打てるのはもちろんですが、日本球界で主流の変化球に対応できるバッターということを考えて、なるべく日本球界で結果を残している選手を探していた」と明かした。

 ペーニャは、12年からソフトバンクで2年、オリックス1年、楽天で1年と計4年間をパ・リーグで過ごした助っ人だ。最後にプレーした楽天を15年限りでクビになると母国ドミニカ共和国に戻り、この1年半は決まった球団に所属しないままフリーの状態だったという。今春にはインディアンスのキャンプに参加し、自主トレに励んでいたとはいえ、どれだけ戦力になるのか疑問である。

 それでも堀打撃コーチは「真面目だという話も聞いている。大きい一発というより、今の打てないチームの雰囲気を変えることに期待している」と、わらにもすがる思いなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然