10連敗巨人に囁かれる コーチ入れ替えと阿部コンバート案

公開日: 更新日:

 75年の長嶋監督時代に記録した球団ワーストの11連敗にあと1と迫った巨人。創設83年の長い歴史で3度しかない10連敗という泥沼状態は、ちょっと前まで最下位にいた中日の森監督に「10連敗はきつい」と同情される始末である。

 長嶋終身名誉監督は、スポーツ報知に「今の一軍に漂う重苦しい空気を変えることができる存在になる」と書き、6日の西武戦から一軍に合流するFA加入の陽岱鋼(30)に期待するのだが、キャンプで負った足の故障が長引き、前日4日になって初めて実戦フル出場した病み上がりの陽が起爆剤とは心もとない限り。実際、高橋由伸監督(42)ですら、「1人2人(の力)ではね」と言っている。それほどチーム状態が悪いのだ。

「連敗はいつか止まる。でも、それとチームが不振から抜け出すのとは別問題。監督が、選手1人2人の力だけじゃ、と言っているのだから、球団も考えているはずです」

 と、チーム関係者がこう続ける。

「原さん(前監督)だったら、コーチの入れ替えや配置転換をするだろうな、そんな声がチーム内で大きくなっています。実際、その手をよく使った。今年もリーグ最下位のチーム打率・235という貧打が、開幕からずっと続いている。選手個々の状態もさることながら、当然、球団からのコーチ陣への風当たりも強くなっている。40代の江藤(47)、二岡(41)両打撃コーチではこの惨状から脱することができないとなってもおかしくありません。二軍には、経験豊富で指導力に定評のある田代さん(62)がいる。交流戦期間中にも、どっちかの一軍コーチと入れ替えがあるんじゃないかともっぱらです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異