不振ゆえに人気 中田翔を“FAの狙い目”とソロバン弾く球団

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 落ちるところまで落ちてしまった感のある日本ハム中田翔(28)。22日のオリックス戦で8月5本目となる16号本塁打を放ったものの、リーグトップのレアードとは13本差。昨年タイトルを取った打点も60で、トップの柳田とは27差。打率.216にいたっては、規定打席に達している野手の中ではリーグ最下位にいる。

 17日、出場選手登録が8年に達し、国内FA権を取得。開幕前はオフにFAを行使しての阪神移籍が確実視されたものの、この体たらくだ。阪神はもちろん、他球団もさすがに尻込みするんじゃないかと思ったら、

「むしろ逆。今年の成績が散々だからこそFAを行使しやすいし、獲得もしやすいのです」

 と、さる日本ハムOBがこう続ける。

「中田の今季年俸は2億8000万円。これで今季、タイトルでも取ってFA宣言しようものなら、複数球団による壮絶なマネーゲームに発展してもおかしくない。けれども、これだけ成績がヒドければ、獲得を視野に入れていた球団もさすがに及び腰になる。手を挙げる球団は、おのずと限られますからね。中田がからっきしで、逆にしめしめとほくそ笑んでいる球団があると聞きました」

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