国内FA権取得も 日ハム中田の移籍を阻むカネとポジション

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 さて、買い手がつくのか。

 17日、日本ハム中田翔(28)が念願の国内FA権を取得した。中田はシーズン中ということもあって「まだそのことを考える余裕はない」と話したが、オフにFA宣言するのは確実視されている。

 しかし、中田を欲しがる球団はあるのか。今季は規定打席到達者中、ワーストの打率.211。中田に打率を求めるのは八百屋で魚にしても、今季はまだ14本塁打(自己最多は2015年の30本)。得点圏打率も今季は2割と、中軸打者としてはチャンスに弱いという欠点もある。

 それでも年俸が安ければまだしも、今季は2億8000万円。FA移籍初年度は前年度までの年俸を超えてはいけないので、1年目は年俸据え置きが慣例だ。落ち目のベテランならともかく、28歳の中田は当然、複数年契約を要求するだろう。そこに契約金も上乗せすれば、獲得球団は莫大なカネを払わざるを得ない。

 さらに中田はAランク選手なので、FAに伴う補償も「旧年俸の8割、あるいは5割プラス人的補償選手1人」と、更なる出血を強いられる。

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