3位DeNAにゲーム差なしも 巨人“CS敗退確率”100%のワケ

公開日: 更新日:

「すべての試合で勝ちたい。まだ諦めていない」

 こう言ったのは、10日のヤクルト戦に先発して7回無失点の好投で13勝目を挙げたマイコラス(29)。阪神、DeNAとの対戦を控える12日からのカードを見据え、高橋監督も「勝負の週になる」と気合を込めた。

 巨人は前日、今季優勝の可能性が消滅。3年連続のV逸が決まって、指揮官も選手もCS出場に目を向ける。残り17試合で、現在4位。3位のDeNAとのゲーム差はなくなった。

 巨人は07年に導入されたCSに12球団で唯一、10年連続出場中。先発4本柱の菅野(15勝5敗、防御率1.69)、マイコラス(13勝6敗、同2.15)、田口(12勝3敗、同2.78)、畠(5勝2敗、同3.20)は抜群の安定感を誇り、「CSにさえ進めれば、日本シリーズ進出の下克上も十分可能」と球団関係者は期待するのだが、そうそう都合よくいくものか。

 過去、巨人がリーグ2位以下で出場したCSは4度あり、いずれもファイナルステージまでに敗退。つまりデータ的には、優勝を逃した時点で巨人の日本シリーズ進出の確率は0%なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは