右手親指痛が再発 焦る清宮&なだめる日ハム首脳陣の不安

公開日: 更新日:

「痛くなかったらやっていた。無理をしないで徐々にやっていきたい」

 米アリゾナ自主トレ初日(日本時間30日)、清宮幸太郎(18=早実)はこう言っている。

 ティー打撃の途中、故障していた右手親指に痛みを感じてベンチへ。テーピングや緩衝材を装着して再び打撃練習を再開しながら、フリー打撃を回避したことに関してだ。

 米国入りした前日、谷ヘッドトレーナーは右手親指について「特に痛みもなく問題はない」と話していたが、この日の打撃練習中に痛みが出たようだ。

 鎌ケ谷の二軍施設で自主トレを行っていたときは痛いとか、かゆいとか言わなかった清宮が、初めて「痛い」と口にしたくらいだから、ケガはもちろん心のダメージも気になるところだ。

 ダンベルを使ったウエートトレーニング中に右手親指を痛めたのは1月19日。それまで清宮は居残りの打撃練習を欠かさなかった。「いつもこれくらいやっている」と涼しい顔だったが、アマ時代から清宮を知る関係者は、「焦っていると思う。いつも飄々としていた清宮でも、焦ることがあるんですね」と驚いたくらい。一軍キャンプ帯同はそれなりのプレッシャーというか「焦り」につながったということか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘