広島は育成着々 「監督賞」の若手3投手に他球団もため息

公開日: 更新日:

 リーグ連覇中の広島が27日、春季キャンプを打ち上げた。

 宮崎・日南から沖縄へ移動した約1カ月間の日程を終えた緒方孝市監督(49)は、「若い人にとってこの期間は第1段階だったが、いいものを数多く見せてくれてうれしい」と若手のアピールに笑顔。練習後にはナインの円陣に歩み寄り、高橋昂也(19=2年目)、アドゥワ誠(19=2年目)、藤井皓哉(21=4年目)の投手3人と、上本、下水流の野手2人の計5人に「監督賞」を贈った。

「頑張って目立っていた。期待を込めて」(緒方監督)

 野手2人は内、外野のスーパーサブ的存在だが、投手3人は、いずれも高卒の若手有望株。広島のチーム関係者がこう言った。

「昨年はシーズン途中で中継ぎから転向した薮田が15勝3敗、2年目の岡田が12勝5敗で前年に引退した黒田の穴を埋め、リーグV2に貢献した。とはいっても、活躍したのは1年。まだ計算はできない。救援陣はさらに不安視されている。先発は野村、ジョンソン、大瀬良あたりが軸になるが、若手にチャンスがある状況ではある。ただ、監督が名前を挙げた3人に対しては、今年どうしても出てきて欲しいというほどの切羽詰まったものはない。チームが勝っている今のうちに、ノビシロのある高卒の若手を競わせ、数年後を見据えた育成をしようという球団方針です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?