先輩のヤジに「無理っス」 日ハム清宮は“鈍感力”も武器に

公開日: 更新日:

 日本ハムのルーキー清宮幸太郎(18=早実)が25日、ヤクルトとのオープン戦に途中出場。2打席連続四球だった。

 いずれも追い込まれてから、ボールを見極めての四球。2打席目はツーナッシングから、低めのボール球を3球連続で見送ってフルカウントまで粘り、低めの変化球にも手を出さなかった。

 これには城石打撃コーチも、「落ち着いて打席に入っている。見逃し方がいい? そうだね。(ファウルでも)強い打球を打っているし、今のところはいいんじゃないか」と評価すれば、栗山監督も「褒めるのはここまでだな。能力が高いのはわかっていた。今後? 札幌(でのオープン戦)までは連れていく」と、独特の言い回しでルーキーを褒めた。

 高卒ルーキーとは思えない悠然とした雰囲気。あまりにマイペースすぎるため、どこか鈍くさい印象もある。

 米国のアリゾナキャンプでは、こんな一幕もあった。ある日の夕食時、先輩の横尾らに遅れて、清宮が選手食堂に入ってきた。山盛りのおかずを前に、清宮はのんびりと食事。先に食べ終わった横尾らが「おれたち、先に行くぞ」と声をかけると、清宮は「あ、待ってください!」と慌てたそぶりこそ見せたものの、席は立たずに、ゆっくりとデザートを口に運んでいたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋