大荒れロッテ戦 西武・菊池雄星が制した“壮絶ぶつけ合い”

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 壮絶な「ぶつけ合い」になった。

 20日のロッテ戦に先発した西武菊池雄星(26)。同点で迎えた八回、3つの四死球で2死満塁のピンチをつくると、菊池は井上に右前適時打を打たれた。その際、折れたバットが右ひざを直撃。打球を追うも、足に力が入らないのか立ち上がれず、しばらくうずくまった。

 球場が騒然となる中、一度ベンチに下がった菊池はすぐにマウンドへ戻り、8回5失点で降板。味方の大量援護に助けられ、リーグトップの4勝目を挙げた。

 菊池の右足を襲ったバットには“伏線”もあった。六回、無死二塁の場面で浅村の打球がロッテの先発ボルシンガーの右足を直撃し、二走の源田が生還。ボルシンガーはこの“被弾”が原因で降板した。

 荒れた試合を制した菊池だが、4四死球と制球も荒れ気味。前回登板の楽天戦も6回5失点でピリッとしなかった。味方の援護と運はいつまで持つやら……。

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