スイス“優勝請負人”主将 痛恨のイエローで次戦出場できず

公開日: 更新日:

 スイスが苦しみながらも決勝トーナメント進出を決めた。すでに2敗を喫して1次リーグ敗退が決まっていたコスタリカとの対戦だったが、“引き分けでも勝ち抜け”という条件が選手の動きを硬くさせた。序盤からミスが相次ぎ、一方的に攻められる展開が続いた。

 そんなスイスを救ったのが、キャプテンを務める右サイドバックのDFリヒトシュタイナー(34=ユベントス)だった。前半31分、中央のMFシャキリからのパスを右サイドを駆け上がって受けると、ゴール前に完璧なクロスボールを上げる。左サイドのFWエンボロがゴール前に頭で折り返し、中央に走り込んだMFジェマイリがゴールに蹴り込んで先制点を挙げた。

 後半に入ってコスタリカに追いつかれたものの、39分にFWドルミッチのゴールで勝ち越し。後半アディショナルタイムにPKを与えて再び追いつかれたが、そのまま2―2で終了。勝ち点を5としたスイスが、E組2位で1次リーグ突破を決めた。

 決勝トーナメント1回戦はF組を1位通過したスウェーデンとの対戦だが、スイスは厳しい戦いを強いられそうだ。コスタリカ戦で、リヒトシュタイナーが通算2枚目のイエローカードをもらい、出場できないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑