著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

チアリーダーも女性GMも存在せず 大リーグの「性の壁」

公開日: 更新日:

 何より、選手や指導者だけでなく、「女性オーナー」はいても「女性GM」がいない大リーグは男性優位の組織と言ってよく、09年以来、毎年、母の日を「乳がん撲滅の日」として各球団が女性を表彰する程度だ。

 もちろん、競技の特徴が異なるし、性を巡る状況も同じではない。それでも1947年にジャッキー・ロビンソンの登場によって「人種の壁」を破った大リーグが「性の壁」を乗り越えることは、容易ではないのが実情なのだ。

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