対左腕の打率.118 打者・大谷翔平に「一刀流」のハードル

公開日: 更新日:

「実際、相手先発が左腕のときは、スタメンを外れるケースが多い。DHの使えない敵地での交流戦は、守備に就けないこともあって代打での出場になりますが、現状では切り札と呼べるかどうか。同じ左打者でも昨年22本塁打、今季9本塁打のバルブエナの方が内野を守れる分、使い勝手もいいし、首脳陣の評価は高い」

■続くイタチごっこ

 チーム内における立場が微妙なら、相手投手の攻め方も壁になる。

 メジャーは昨年、過去最多の6105本塁打を記録した。

 データに基づく内野手の極端なシフトに対し、打者はシフトの上を越す打球を打つことを心掛けるように。本塁打になりやすい打球の角度が割り出され、打者はホームランを打つ練習すら可能になった。俗に言う「フライボール革命」が史上最多の本塁打を生み出したが、今年は投手の逆襲が始まった。

 11日(日本時間)現在、メジャー全体の打率.247と1試合平均の本塁打数1.14本は、いずれも昨年(打率.255、本塁打1.26本)を下回る一方、1試合平均の三振数8.5は昨年の8.25を上回った。つまり打者は昨年と比べて成績が落ちているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?