極端シフトにバントで対抗…大谷はブーイング対象になるか

公開日: 更新日:

 何しろ二塁と三塁の間にいた野手は遊撃手ひとり。大谷翔平(24=エンゼルス)が、「転がせば100%セーフ」と思ったのは無理もない。

 去る7日(日本時間8日)のドジャース戦で、3回試みたセーフティーバント(結果は一度も成功せず)に関する話だ。

 メジャーはいま、データ野球全盛。打者の特徴に応じて極端なシフトを敷くケースは珍しくないとはいえ、その裏をかくようなバントは力と力の勝負を好むメジャーで容認されるのか。スポーツライターの友成那智氏はこう言った。

「例えばノーヒットノーランなどの記録がかかっている場面でやれば非難されますけど、それ以外であればまったく問題ありません。実際、アストロズの左打ちの強打者のマッキャンは足が遅いにもかかわらず、三塁方向にバントをすることがある。ドジャースのアトリーなども、シフトの裏をかくバントはします。バントは極端なシフトに対する打者の正当な対抗手段として認められているのです。ブーイングを浴びるようなことはありません」

 かつてはメジャー通算440本塁打のジェイソン・ジオンビーも、極端なシフトを敷かれてセーフティーバントを決めたことが何度かあった。観客席からは「オー!」とという驚きの声こそ上がったものの、ブーイングはなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発