対左腕の打率.118 打者・大谷翔平に「一刀流」のハードル

公開日: 更新日:

 ア・リーグのあるスカウトがこう言った。

「打者のフライボール革命に対して、最も有効な球種とされたのは球速の遅いカーブでしたが、打者も次第に対策を練るようになった。いま新たに見直されているのは、打者の手元で鋭く曲がるスライダーです。投手と打者のイタチごっこは今シーズンに入っても続いていて、打者の成績が昨年より落ちているのは、現在は投手が優位に立っているからでしょう。大谷が開幕当初に比べて成績を落としているのは、投手の逆襲が影響しているのですよ」

 例えば、ドジャースが大谷に対して、二、三塁間を遊撃手ひとりで守る極端なシフトを敷くようになったのも、投手の配球とリンクしているに違いない。

 大谷はバントを試みたり、塁に出れば盗塁をしたり、打つこと以外の部分でも目の色を変えているものの、打者一本であるがゆえの壁を果たして打ち破れるのかどうか――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?