人材難は深刻…Jリーグが外国人GKに席巻されている現実

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 そもそもJリーグには「日本人のGKがプレーしていない」と言っても過言ではない。

 18日再開されたJリーグの札幌―川崎戦。札幌はク・ソンユン、川崎はチョン・ソンリョンの韓国人GKが先発した。

 清水と対戦したC大阪はキム・ジンヒョン、磐田と対戦した鹿島はクォン・スンテ、長崎と対戦した神戸はキム・スンギュが先発。ちなみに磐田のGKカミンスキーは元ポーランド代表、名古屋のランゲラックは元オーストラリア代表である。

 J118チーム中5チームが韓国人GKを、2チームが韓国以外の外国人GKを第1GKとして起用。日本人GKは11人しかいない。

「韓国人GKの方がテクニック、フィジカル、メンタル、ハングリー精神など総合力で日本人GKを凌駕しているという判断でしょうが、この状況が続けば、次代の日本代表を背負うGKは、いつまでたっても出てこない事態も想定されます」と言う前出の田口氏は、「4年後のカタールW杯に向けて暗澹たる気持ちに襲われます」と続ける。

 日本サッカーの「GK人材難」は、由々しき問題である。

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