打率急上昇も球団方針変わらず 日ハム中田に根強い不要論

公開日: 更新日:

 日本ハムといえば、ドラフトと育成が身上。生え抜きの若手を育て、実戦で積極的に起用することによってチームを活性化する。そうやって過去12年間でリーグ優勝5回、日本一を2度獲得している。

 外野手の岡大海(27)を先日、トレードで放出したのも、同じ外野手で4年目の浅間大基(22)の腰痛が癒えたから。これと見込んだ若手を起用するためなら、ときには強引にそのポジションに穴をあけたりもする。

 そこで、一塁手の中田翔(29)だ。

 日本ハムは昨年のドラフトで清宮幸太郎(19)を獲得した。ポジションは本来一塁だが、少しでも起用の幅が広がるように外野にもチャレンジさせている。

 現在は右肘の炎症でノースロー調整中。ケガが回復すれば再び外野に挑戦することになるものの、守備範囲や打球の判断や肩の問題などもあって、やはり一塁手がベストという判断が首脳陣の間で下されつつあるという。

 とはいえ、中田がいる限り、一塁のポジションはふさがったままだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  3. 3

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  4. 4

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  5. 5

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  1. 6

    国民民主“激ヤバ”女性議員の選挙違反疑惑には党本部が関与か…ダンマリ玉木代表に真相究明はできるのか?

  2. 7

    清原和博さんの「思わぬ一言」で鼻の奥がジーン、泣きそうに。チーム内では“番長”とは別人だった

  3. 8

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  4. 9

    例年の放送目前に「今年は27時間テレビないのか」の声が続々 2011年には中居正広氏に「女性に溺れる」との予言の因果

  5. 10

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も